募金活動に奉仕するスカウトのみなさんへ
みなさんも西日本の広い範囲で大雨が降って大きな災害になっていることはテレビや新聞で知っていると思います。
その大雨で家族や友だちといった大切な人を亡くし涙を流して悲しんでいる人が大勢います。
また、家や大事なものが流されたり泥だらけになって、これからどうしたらいいのか悩み苦しんでいる人も大勢います。
隊長や学校の先生に教えてもらったと思いますが、私たちの街の芦屋市や西宮市でも23年前に大きな地震があって、たくさんの人が亡くなり、たくさんの家が壊れました。
そして大勢の人が悲しみ、悩み苦しみました。
その時全国から多くの人が助けに来てくれたり、お金を送ってくれたりしました。それらに私たちの街は勇気づけられて、立ち直ることができました。
今、そのお返しをする時です。とても暑い中ですが、みなさんが募金活動をすることは人や街に勇気を与えて、街が立ち直るのにとても役に立ちます。
だから、よいことをしているという自信をもってがんばりましょう。
そして忘れてはいけないのは、お金がどれだけ集まったのかは大切ではないということです。大切なのは心です。
募金をしてくださる人の心を大切にしてください。みなさんはお金だけでなく心も預かるのです。
最後に私から提案があります。
それはみなさんも自分のおこづかいの中から少しでもいいから募金してはどうでしょうかということです。
それは、自分の欲しいおもちゃやお菓子を我慢することになるのかもしれませんが、その我慢は美しい心となって悲しんだり苦しんだりしている人に勇気を与えます。
なんてすばらしいことでしょうか。
少し難しいことを言いましたが、みなさん募金活動がんばりましょう。そして悲しみ苦しむ多くの人々を応援しましょう。
阪神さくら地区コミッショナー
山本 浩介
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